オートミールが糖尿病予防に非常に優れているとはいえ、その独特の食感や風味に馴染めず、食事療法を断念してしまう男性も少なくありません。食事療法を成功させるためには、男性の食の嗜好に対応した「オートミールを継続するための工夫」が不可欠となります。オートミールを継続するための第一の工夫は、「調理法の多様化」であり、甘いオートミール粥(ポリッジ)だけでなく、和風の出汁や塩、醤油で味付けをした「雑炊風」や「リゾット風」にしたり、小麦粉の代替として「お好み焼き」や「ハンバーグのつなぎ」に活用したりすることで、男性が好む多様な料理にオートミールを取り入れることが可能です。第二の工夫は、「食感の改善」であり、オートミール粥のベタベタした食感が苦手な場合は、水分量を減らして固めに調理したり、ナッツ類やシリアル(無糖)をトッピングして食感に変化をつけたりすることで、抵抗感を軽減できます。また、精製度の高い「クイックオーツ」よりも、粒が大きく歯ごたえのある「ロールドオーツ」や「スティールカットオーツ」を選ぶことも有効です。第三の工夫は、「男性の好きな味付けへの応用」であり、カレー粉、ガーリックパウダー、ブラックペッパー、あるいは鶏ガラスープの素といった、男性が好む濃いめの味付けや、スパイシーな味付けをオートミール料理に取り入れることで、飽きずに継続することができます。男性の糖尿病患者は、このオートミールの活用と継続のための工夫を習得することで、健康的な食生活を「我慢」ではなく「楽しみ」として捉え、無理なく糖尿病予防を成功させることができるのです。