頭皮湿疹・皮膚炎の原因と対処ポイント

病院や美容クリニックでは、なかなか相談にのってもらえない、頭のかゆみ。その代表的な湿疹の原因と対処法についてのご紹介です。

 

・脂漏性皮膚炎

カサカサのフケ、Tゾーンと言われる額や鼻のまわり、髪の生え際がベタついたり、赤くなり、かゆみもある場合は、脂漏性皮膚炎が考えられます。脂漏性皮膚炎は皮脂の分泌の盛んな、頭皮、鼻の周り、額、耳などに起こり易いと言われています。

・皮脂欠乏性皮膚炎

頭皮もお肌と同じように、洗浄力の強力なシャンプーなどのせいで、頭皮が乾燥するとバリア機能が低下します。特に空気の乾燥する冬に、乾燥した頭皮をさらすと、シャンプーの刺激で湿疹・皮膚炎が起きて、かゆみや赤みを生じます。乾燥肌、アトピー性皮膚炎の方に特に多いようです。

・アトピー性皮膚炎

アレルギー反応が原因で起こる皮膚炎で、特に、目の周辺、ひじ・膝の裏、耳に湿疹ができます。

・接触性皮膚炎

接触したものによって発症したり、アレルギーなどによって生じる皮膚炎です。シャンプー・リンス、トリートメント、整髪剤が原因となる場合が多いです。

・対処法と注意点

脂漏性皮膚炎で、かゆみや赤みなどの炎症がきつい場合には、ステロイド系塗り薬の使用が多いようですが、場合によっては抗菌剤も使用されます。乾燥が原因の頭皮湿疹の場合は、保温治療が良いでしょう。漢方薬などで頭皮を潤わせるのも効果的です。

フケやかゆみを無くそうと、むやみにシャンプーをすると、かえって悪化することもあるので、注意が必要です。洗髪は2日に1回、すすぎ残しがないように、しっかり洗い落せば充分です。刺激の強い整髪料やトリートメントは使用を控える方が賢明です。

いかがでしたか、今回は「頭皮湿疹・皮膚炎の原因と対処ポイント」についてのご紹介でした。尚、ヘアケアを見直しても改善されない場合は、早めの皮膚科受診も考えてください。是非、参考にしてみてください。